このページには艦船模型を製作する際に参考または資料になる書籍を紹介しています。
本来ならページ内容の一部も掲載したかったのですが著作権などの関係で未掲載としています。
掲載本の中には
絶版の書籍が有ります。ネット検索するか古本屋で見付けたら入手しましょう!


   【世界の艦船】 価格は号により、バラつきが有る。

   海人社から出版されている専門誌で大戦時から現代までの艦船や客船、タンカーなどの船舶まで幅広い船種層を
   扱っている。同誌は毎月発行されていて掲載内容も国籍に囚われる事無く充実しています。
   また日米英独仏の艦艇を国籍別、更に艦種別に取り上げ特集を組んで全艦を網羅している増刊号が有る。
   ここに掲載しているのは、2001年1月増刊号で大戦時の米巡洋艦の特集。
   内容も大戦中の米巡洋艦を重巡洋艦と軽巡洋艦の大別、艦型別、各個艦別に豊富な写真と簡単な説明が
   記載されている。特に誌内に掲載されている写真は鮮明で模型を製作する上で、かなりの資料になる。

   海人社
   〒162−0814 東京都新宿区新小川町 1−4 NAOビル
             電話 03−3268−6351    FAX 03−3268−6354
             HPアドレス http://www.ships-net.co.jp


   【艦船模型スペシャル】 1500円(基本価格) 2月、5月、8月、11月(年4回発売)

   模型情報誌で著名な「モデルアート」社から隔月発行される増刊号雑誌で毎回、テーマを設定してWLキットを中心に
   製作方法も素組み(ストレート組み)からエッチング・パーツを使用した詳細なディティールアップまで
   幅が持たせて有って、製作内容も個艦の相違点や年代設定別で紹介しています。
   製作経過も豊富な写真と解説付きで解り易いのですが初級者にとっては所々に専門用語が出てきて
   難しく思える点もあります。しかし文面が理解出来なくても掲載写真を参考にすれば艦船模型の初級、中級、上級者に関係無く楽しめて
   模型製作の技量UPや研究にも大変役立ち、多くのヒントも与えてくれる書籍です。
   他に新キットの紹介、現用艦船の製作、キットやパーツの通販広告なども掲載されています。

   モデルアート社
   〒102−0072 東京都千代田区飯田橋 3−3−11 飯田橋ばんらいビル 7F
   電話 03−3262−6450    FAX 03−3262−7932
   HPアドレス http://www.modelart-shop.jp/


   【洋上模型ハンドブック】(2002年1月増刊号) 2100円

   これも「モデルアート」社から発行された増刊号の1つでメーカーと素材の枠を越えたWL全キットの解説本です。
   内容は大戦時の日本艦船に重点を置いたモノで主要艦船に関しては
   キットのモノ黒完成写真、キットNo.、実艦の解説、キット解説、簡単ディティールUP方法を
   個艦別に文面で纏めてある。
   駆逐艦や潜水艦などは艦型別に纏めて、補助艦艇もキット化されているモノに関しては簡単ながらも
   全て表記してあります。
   ディティールUP法も短的かつ主要箇所のみに要約して有るので文面だけの解説ながら
   比較的、解り易いのが良い。他に外国艦や海自艦も掲載されている。
   2002年発行の為、それ以降に発売されたキットは残念ながら掲載されていない。
   同誌にはキット・リスト、エッチング・パーツの紹介、武装パーツの相関表、艦船装備セットの紹介もある。

                           問い合わせは最寄りの書店または「モデルアート」社へ。


   【月刊・モデルアート】 980円

   毎月発売される「モデルアート」社発行の模型専門誌で、その月により特集が組まれ幅広いジャンルで
   読者に支持を受けています。右に掲載してあるのは「条約型重巡洋艦」の特集で
   時には、この様にテーマを決めてWLキットの特集も取り上げています。特集に登場した艦の製作方法も
   各艦担当の製作者によって素組み(ストレート組み)、小改造、エッチング・パーツを使用したモノまで様々で
   製作工程も写真付きで塗装色まで丁寧に解説していますので初級者から上級者まで自分に合った製作方法を
   選択出来たり、製作レベルのUPにも役立ちます。
   特集が無い時でもWLキット・モデラーの衣島尚一氏による「連合艦隊編成講座」という連載モノに加えて、
   スケール、国籍、時代に関係無く艦船模型の新キット、新パーツ、製作材料や工具、
   艦船模型の展示会イベントなどの盛り沢山の情報が掲載してあります。

                           問い合わせは最寄の書店または「モデルアート」社へ


   【軍艦の塗装】(2000年5月臨時増刊号) 1700円

   モデルアートの増刊号で旧日本海軍艦艇用カラーチップ、船舶塗装の歴史、日本軍艦塗装の歴史、
   日本軍艦の艦種別塗装(戦艦、空母、重・軽巡洋艦、駆逐艦、潜水艦、艦載艇)、
   迷彩塗装について(日本艦、外国艦)、塗料の知識、艦船模型塗装のテクニックが1冊に纏められている。
   キットの塗装説明では物足りない、軍艦塗装の事で悩んでいる、塗料の知識を得たい人には必需品の本です。
   迷彩塗装の項目で一部の外国艦の迷彩パターンが例として記載されていますが、
   右舷と左舷では迷彩パターンが異なる艦も有るので、あくまでも「軍艦迷彩の勉強」の意味と考えて
   艦船模型を製作して実際に迷彩塗装をする場合には実艦の十分なリサーチが必要です。
   日本艦に関しては比較的、詳しく解説してあるので日本艦を中心に製作する人には
   大変良い資料本になると思います。

    問い合わせは最寄の書店または「モデルアート」社へ



   【艦船模型テクニック・ブック】

   モデルアートの増刊号で今までに3冊が発行されていて初心者から上級者まで楽しめる様に多数の写真と
   親切な解説で記載してあります。パート1(1999年9月増刊号1890円)ではWLキットの製作の基本として
   重巡・那智と空母・翔鶴が登場。また重巡・那智のストレート組みと簡単なディティールUP組みでの違いを
   比較している。パート2(2000年9月増刊号1800円)ではエッチング・パーツを使用した戦艦・大和の製作と
   海自艦・たかね(掃海艇)でレジン・キットの製作方法を基礎から丁寧に紹介してくれています。
   パート3(2003年10月増刊号2000円)ではアンテナ線の張り方を駆逐艦・陽炎で、迷彩塗装の手順は平安丸で、
   ジオラマ(情景模型)の製作はクレーンセットやタグボートセットで、大型レジン・キットの製作は空母・加賀を使用して
   多数の写真と親切な解説で掲載してあります。

                            問い合わせは最寄の書店または「モデルアート」社へ



   【艦船模型 データーベース】  2290円

   ウォーターライン・シリーズのキットの完成画像とキット概要を纏めた本。
   データーベース1(2013年6月増刊号)には戦艦、軽巡洋艦、水上機母艦、潜水母艦、敷設艦、海防艦、砲艦小艦艇、
   特務艦艇、特設艦船と末巻には各種改造用のプラパーツが掲載されています。
   データーベース2(2013年9月増刊号)には航空母艦、重巡洋艦、駆逐艦、潜水艦と
   末巻には各種エッチングパーツが掲載されています。
   キットの完成画像が掲載されているのでイメージが掴め易く、これから製作する(購入した)キットがどんな感じになるのか、
   次にどのキットを製作するのかなどの目安になります。
   また製作時に関しての「豆アドバイス」が記載してあるのも初心者には良いと思います。

    問い合わせは最寄の書店または「モデルアート」社へ


   【模型製作 トラブルレスキュー】(2007年7月臨時増刊号)  1890円

   部品を破損した、ヒケやピンホールの処理、モールドの復旧、塗装のザラつき、マスキングの失敗、塗装ムラ、デカール関連、
   エッチングパーツ関連など模型製作には色々なトラブルが付き物です。こんな製作時のトラブル解決に凄く役立つ本です。
   対象モデルに飛行機、車を多用していますが、艦船模型にも充分適用出来るので持っていると良いと思います。
   またトラブルの対処だけでなく塗料に関する解説や末巻にはエアーブラシを含む、製作時に有ると便利な色々なツールも
   掲載されています。

                             問い合わせは最寄の書店または「モデルアート」社へ






【教えて!空母プラモの作り方】(2010年11月増刊号)  1890円

本の表題通り、空母模型の製作に特化した本です。
空母キットを製作する上での簡単なディティール・アップの方法も紹介されていますし、
製作アドバイスも掲載されています。
また空母キットには付き物の艦載機のディティールや製作法も分かり易く記載されています。
ある程度の経験者には物足りない感じがしますが、「初心者や空母製作は初めて」という
モデラーには最適です。


     問い合わせは最寄の書店または「モデルアート」社へ



   【軍艦メカニズム図鑑】  2800円

   小はボラード、大は艦橋までと軍艦の艦首から艦尾までの甲板を含む全艤装品を構造を踏まえて詳しくイラストで
   記載してあります。戦艦(上、下)、航空母艦、巡洋艦、駆逐艦の全5巻があり、掲載は第3巻(巡洋艦編)。
   イラストも立体図でシッカリと描かれているので形状や構造もバッチリ分かります。
   特に大型模型(1/500、1/350)を製作する場合には大いに役立ちます。
   ディティール・アップをするには必須の参考本ですが現在は絶版になっているとの情報もあるので
   「軍艦メカニズム」でネット検索か古本屋で見かけたら入手しておいた方が良いと思います。

                             問い合わせは最寄の書店または「グランプリ出版」へ





   【太平洋戦史シリーズ】 1700円〜(各号により価格変動有り)

   学研から発行されている本で価格は各巻により違う。第11巻からは艦艇以外を取り上げた物も有りますが、
   日本海軍艦艇の艦型別に発行され、特に各巻に収録されている大型精密模型のカラー折り込みは
   WLキットのディティールUP製作をする際に非常に役立つばかりで無く、艦の構造を知る勉強にもなります。
   同誌には多数の図面や実艦写真も豊富に有って実艦同様に製作したい人には
   是非、手元に置いて欲しい資料本です。平均して1巻あたり1800〜2000円しますが、価格に負けない位の
   情報があるのが良いです。

   株式会社 学習研究社  学研(在庫確認用)
   〒145−8502 東京都大田区上池台 4−10−5 在庫確認用電話 03−5496−0637(雑誌営業室)
   注意:本誌の注文は最寄の書店のみになっています。
   在庫確認用をクリックして「商品名で探す」の欄へ「太平洋戦史」と入力して検索して下さい。


   【日本の航空母艦パーフェクトガイド】  2100円

   学研が特別編集して発行した日本空母の集大成で海軍では初代空母「鳳翔」から航空戦艦「伊勢」までを、
   陸軍では「あきつ丸」、「熊野丸」、「山汐丸」を紹介。細部まで判る大型模型では瑞鶴、信濃、大鳳、飛龍を掲載、
   日本空母全艦の実艦写真と個艦別の解説、艦載機の変遷と紹介、空母へ搭載されていた武装などが、
   この1冊に纏められています。特に大戦末期に施された飛行甲板上の対空迷彩や舷側の対潜迷彩を
   推測部分が含まれてはいるもののカラーで紹介されているので空母の迷彩に悩んでいる人や
   空母中心の製作をする人には参考または貴重な資料になると思います。
   実艦写真も思ったよりも比較的、鮮明なモノが使われているのでディティールUPにも役立ちます。
   付属の折り込みワイド・イラストには赤城、加賀、瑞鶴(最終時)、信濃が描かれています。
   日本空母の各艦が、どの様なもので有ったのか知る為には必要不可欠な書籍です。

   本誌の注文は最寄の書店のみになっています。 学研(在庫確認用)
   在庫確認用をクリックして「商品名で探す」の欄へ「太平洋戦史」と入力して検索して下さい。


   【軍艦メカ・シリーズ】  2800円

   ここに掲載してあるのはシリーズの第1巻・日本の戦艦で他に第2巻・日本の空母、第3巻・日本の重巡、
   第4巻・日本の駆逐艦が有る。この資料本は「光人社」から発行されていて第1巻の「日本の戦艦」を紹介すると
   内容は日本戦艦12隻各艦が艦橋、煙突、火砲、前甲板、後甲板、後部艦橋のパーツに分けられ、
   各パーツごとに纏めるという一風変わった編集になっています。視点を変えて考えると
   艦型別と個艦別の相違点が一度に判るメリットも備えていて面白い本です。掲載写真も割と鮮明で、
   しかも写真には撮影時期と写真に写っている武装や装備品へ矢印が引っ張って有って、それが何なのか
   名称を親切に記載してあります。また写真だけで無く、丁寧なイラストを使用して解り易く説明しています。

   株式会社 光人社
   〒102 東京都千代田区九段北 1−9−11
                電話 03−3265−1864


   【軍艦雑記帳(上巻・下巻)】 各600円

   この資料本は上巻に艦橋、煙突、前部マスト、後部マスト、航空兵装、火気、魚雷兵装、爆雷を、
   下巻に船体、艦首、艦尾、船体の装着品、甲板、甲板の装着品、構造物の装着品、艦載艇の項目に
   それぞれ纏めて、それを艦種別に丁寧なイラストで掲載して解り易く解説しています。
   艦船のパーツ名称や、その役目が一目で解り艦船模型の初心者には絶対に、お勧めで持っていて損をしない本。
   価格も手頃な600円に抑えられていて「入門バイブル」的な存在に仕上がっている上に
   WLキットのディティールUPにも非常に貢献してくれます。

   株式会社 田宮模型
   〒422−8610 静岡県静岡市恩田原 3−7
   電話 054−283−0003(静岡)  03−3899−3765(東京)
   HPアドレス http://www.tamiya.com


【ウォーターライン・ガイド・ブック(日本連合艦隊編)改訂版】 900円

基本的にはWLキットのストレート組みの完成品写真多数とイラストを交えて初歩(最初の1歩)から
初心者対応の内容で紹介してあります。内容は「洋上模型とは何か?」から始まり、模型製作(作り方)のガイド、
作り方のコツ、完成模型の引き立たせ方、塗装ガイド(軍艦編、航空機編)、情景模型の製作法、
波の形状と製作法、完成キットの撮影法、時代に合わせた改造、艦種の説明、軍艦の各部の名称、
開戦時から終戦時までの艦隊編成表、艦型別の同型艦一覧表、WLキットの価格一覧表などが纏められています。
また本誌は初心者の方には是非とも手元に置いて欲しい1冊で艦船模型を製作する上での基礎(基本)が
凝縮され内容も解り易く丁寧に解説してあります。この本の基本製作方法さえ完全にマスター出来れば
後は応用や思考を駆使して自己流の製作方法を目指してステップUP!

発行は静岡模型教材共同組合で下記模型メーカー、書店で取り寄せ可能。
タミヤ:http://www.tamiya.com     アオシマ:http://www.aoshima-bk.co.jp/



   【船の科学館  資料ガイド 5「新田丸」】 300円(通販の場合は送料が別途必要

   東京の品川区にある「船の科学館」内のマリン・ショップにて販売されていて、ここに掲載しているのは
   日本郵船の「新田丸型」貨客船のネーム・シップ(1番船)、新田丸の資料本。
   内容は竣工時〜空母・冲鷹に改装された新田丸の生涯が纏められていて、メイン解説は貨客船時代の新田丸で
   当時の内装、設備の解説、鮮明な新田丸の写真が使われていて模型製作の資料に充分使用出来る。
   また、末巻には「新田丸」の図面が添付されているので、これを使用すれば1/700に限らず、
   あらゆる尺度での新田丸が製作出来ます。ただし貨客船の場合も、艦艇同様に同型船でも細部に相違点が在ったので
   コダワリを持って同型船の八幡丸、春日丸を製作する際には丹念なリサーチが必要になるので注意。
   ※春日丸は建造途中で空母へ改装されたので他の僚船の様に貨客船の姿は史実的に無い。

   船の科学館内  マリン・ショップ
   〒135−8587 東京都 品川区 東八潮 3−1
   電話 03−5500−1111
   HPアドレス http://www.funenokagakukan.or.jp


【NAVY YARD(ネイビーヤード)】  1995円(各号により価格変動有り) 3月、7月、11月発売

毎回、色々なテーマを題材にして、それに関連した艦船の中から何隻かを選んで完成模型を掲載しています。
製作にあたっての簡易解説が文面で記載されています。
この本は製作工程を見ると言うより、完成画像を眺めると言った方が分かり易い。
海戦を取り上げた巻では、その海戦の生起から結末までの流れが海戦図を交えて解説してあります。
製作過程が無いので入門者や初心者、素組みモデラーには不向きな感じがしますが、アンテナ線の展開、
マストをシャープにしたい!、塗装色は?といった問題は解決できます。
また「1/700でも手を入れると、ここまで出来る!」というバロメーター(指針)にはなります。
経験者にとっては、更にスキル・アップ(製作力向上)する良い材料になると思います。

本誌の問い合わせは最寄りの書店または「大日本絵画」へ



   【帝国海軍 軍艦作例集】 Takumi明春シリーズ

   プロモデラーのTakumi明春(匠明春)氏の艦船模型の完成画像集。
   作例集1(至福への道 Vol.1 3500円)は戦艦「大和」、空母「赤城」、戦艦「武蔵」、空母「大鳳」、空母「隼鷹」、
   重巡「摩耶」が掲載されて末巻には製作に関する簡単な解説記事が記載してあります。
   作例集2(至福への道 Vol.4 3600円)は戦艦「金剛」、航空戦艦「伊勢」、戦艦「日向」、軽巡「大淀」、軽巡「川内」、
   軽巡「夕張」、駆逐艦「雷」、「響」、「綾波」、「敷波」、重巡「筑摩」が掲載されています。
   作例集3(至福への道 Vol.6 3990円)は空母「赤城」、空母「加賀」、空母「翔鶴」、空母「瑞鶴」、戦艦「金剛」、
   戦艦「比叡」、戦艦「榛名」、戦艦「霧島」、空母「大鳳」、重巡「利根」が掲載されています。
   作例集2、3共に末巻には同様に製作に関する簡単な解説記事が記載してあります。
   この本も前記のネイビーヤードと同様に製作工程の記事は一切なく、エッチングパーツによるディティールを
   施した完成品の画集です。

                          本誌の問い合わせは最寄りの書店または「大日本絵画」へ


【1/700 空母の作り方】 Takumi明春シリーズ

左の掲載本は「至福への道 Vol.5 4500円」で「1/700 空母の作り方」と題して空母「蒼龍」で、
他に「至福への道 Vol.2 3600円」は「戦艦の作り方」と題して戦艦「長門」、
「至福への道 Vol.3 3600円」は「1/700 艦船模型の作り方」と題して軽巡「阿武隈」の製作を
紹介しています。
製作から完成までの加工修正や製作工程をエッチングパーツを駆使しながら1から事細かく写真を交えて
親切に解説してありますので全く同じ要領で製作して行くと簡単にハイレベルな完成品にする事が出来るので
指南書にするには絶好です。
また「フルエッチングはチョット…」だけど「手摺りだけは取り付けたい」、「クレーンをエッチングにしたい」、
など部分的にエッチングを使用したいモデラーや「塗装手順が分からない」、「キットをシャープにしたい」という
モデラーには最適だと思います。

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   【日本海軍艦艇模型作品集 鋼鉄の艨艟】

   模型モデラーの「大木清太郎」氏の完成模型画像集です。
   本誌の形態としては前記した「Takumiシリーズ」の「帝国海軍 軍艦作例集」と同じです。
   「日本海軍艦艇模型作品集 鋼鉄の艨艟」(1600円)には戦艦「大和」、戦艦「武蔵」、戦艦「長門」、
   戦艦「山城」、戦艦「扶桑」、航空戦艦「伊勢」、重巡「摩耶」、「那智」、戦艦「三笠」の完成写真が掲載。
   「日本海軍艦艇模型作品集 鋼鉄の鳳凰」(3360円)には空母「翔鶴」、空母「瑞鶴」、空母「赤城」、
   空母「蒼龍」、空母「飛龍」、空母「信濃」、空母「千代田」、戦艦「金剛」、戦艦「榛名」、
   重巡「利根」、航空巡洋艦「最上」の完成写真が掲載されています。
   どちらの本も末巻には製作に関しての簡単なコメントが記載されています。
   元々は「月刊・モデルグラフィックス」に掲載されていたものを戦艦群と空母群に分けて纏めた本です。
   Takumiシリーズの作例集と内容形式的には同様ですが同じ艦でも製作者の違いで完成艦の様子が
   ガラリと変わるのが面白いです。市販のエッチングで「ガチガチ」にディティールするのも良いですが、
   キットの持ち合わせる良い部分を生かしながらの作例を、この本では見る事が出来ます。

                           本誌の問い合わせは最寄りの書店または「大日本絵画」へ


   【日の丸船体ギャラリー 戦時輸送船 ビジュアルガイド】  3800円

   戦時中の陸海軍輸送船に特化した本で岩重多四郎氏が製作した輸送船が完成画像として掲載してあります。
  「月刊・モデルグラフィックス」に連載掲載されていた物を纏めたのが、この本になります。
   製作工程などは一切、有りません。ビジュアルガイド1、2が発売されています。
   末巻には輸送船の1/700図面が幾つか掲載されていますが製作するには殆どが「フルスクラッチ」になります。
   本誌には輸送作戦に関しての記事もあって船団編成も明記してあります。
   商船側から見た戦争の悲惨さが感じられるので艦艇派のモデラーにも是非、見てもらいたい本です。
   「戦争を遂行する為に資源を重宝(重要視)しながらも、その資源を輸送する船団を軽視または蔑視していた事」が、
   この本を読むと良く分かります。
   「問題や重要性を認識しながら、その問題を軽視しケツ(尻)に火が着いて、重い腰を上げるが時、既に遅し」と
   言った今の日本と何1つ変わらない状況の中へ投げ込まれた輸送船たちの悲痛な思いが伝わる本です。

   本誌の問い合わせは最寄りの書店または「大日本絵画」へ


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