生起日:昭和17(1942)年10月26日

要  因
ガダルカナル島の争奪戦が日米両軍の間で繰り広げられる中、どうしても同島を手中に収めたい日本軍は増援部隊を幾度となく送り込むが、
洋上ではヘンダーソン飛行場から飛来する敵航空機の攻撃を受け、陸上では米海兵隊と敵機の攻撃を受け被害が増大するばかりで
中々、状況は進展しなかった。
そこで日本軍は戦艦の艦砲射撃により飛行場を破壊し敵航空兵力を撃破した後に増援部隊を派遣してガダルカナル島を奪還しようと考えた。
作戦通り飛行場の砲撃には高速戦艦・金剛と榛名が実施し、約22000名の陸上部隊の揚陸も完了した。日本軍から見ると、
ガダルカナル島を奪還するのに飛行場は艦砲で破壊され、陸上部隊の兵力も米海兵隊とほぼ同数であったが、奪還作戦を遂行する上で
近海に出没する米機動部隊を撃破する必要が有った。
ここに米機動部隊を撃破せんとする日本機動部隊と、ガダルカナル島の確保を必須とする米機動部隊との間で戦闘が開始された。


[日本艦隊]

艦隊名:前進部隊                指揮官:近藤 信竹 中将

空母  隼鷹
戦艦  金剛   榛名
重巡  愛宕   高雄   妙高   摩耶
軽巡  五十鈴
駆逐  親潮   黒潮   早潮   涼風   江風   海風   高波   長波   巻波
油送船    健洋丸   日栄丸   神国丸   日本丸



艦隊名:機動部隊                指揮官:南雲 忠一 中将
(本隊)
空母  翔鶴   瑞鶴   瑞鳳
重巡  熊野
駆逐  照月   浜風   舞風   嵐   雪風   時津風   天津風   初風


(前衛部隊)
戦艦  比叡   霧島
重巡  鈴谷   利根   筑摩
軽巡  長良
駆逐  巻雲   夕雲   秋雲   風雲   谷風   浦風   磯風


(補給部隊)
油送船   東栄丸   豊光丸   国洋丸   日朗丸   旭東丸   第2共栄丸
駆逐  野分
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[米艦隊]

艦隊名:機動部隊                指揮官:トーマス・C・キンケード 少将

(第16任務部隊)
空母   エンタープライズ(CV6)
戦艦   サウス・ダコタ(BB57)
重巡   ポートランド(CA33)
軽巡   サン・ジュアン(CL54)
駆逐   ポーター(DD356)  マハン(DD364)  カニンガム(DD371)  ショー(DD373)  カッシング(DD376)
      スミス(DD378)  プレストン(DD379)  モーリー(DD401)


(第17任務部隊)
空母   ホーネット(CV8)
重巡   ペンサコラ(CA24)  ノーザンプトン(CA26)
軽巡   ジュノー(CL52)  サンディエゴ(CL53)
駆逐   ヒューズ(DD410)  アンダーソン(DD411)  マスティン(DD413)  ラッセル(DD414)  モーリス(DD417)  バートン(DD599)


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