生起日:昭和16(1941)年12月08日
要 因
武力で朝鮮や中国へ侵略し大陸の植民地化を図った日本に対しアメリカは禁輸処置を実施した。
油、鋼材等の物資や原料の大半をアメリカからの輸入に頼っていた日本は軍事力の維持拡大と大陸への植民地支配に影響が出る事を
懸念して「大陸から日本軍の撤退」を要望するアメリカと打開交渉を行うが話し合いは難航していく。
そこで日本が考えた作戦は現状を維持する為に東南アジアの米・英・蘭の主要拠点を占拠し南方からの資源を確保すると同時に
日本の脅威にもなっている米太平洋艦隊拠点のハワイ(真珠湾)を急襲して打撃を与え、日本の軍事力を誇示して米の戦意喪失を
図り、難航している打開交渉を何とか日本に有利な展開へ持ち込もうとした。こうしてハワイ真珠湾攻撃が実施される事になった。
(注)赤字は沈没、青字は損傷(小破、中破、大破を含む)
[日本艦隊] 艦隊隊形を見る
艦隊名:南雲機動部隊 指揮官:南雲 忠一 中将
空 母 赤城 加賀 蒼龍 飛龍 翔鶴 瑞鶴
戦 艦 比叡 霧島
重 巡 洋 艦 利根 筑摩
軽 巡 洋 艦 阿武隈
駆 逐 艦 谷風 磯風 浦風 浜風 陽炎 不知火 霞 霰 秋雲
潜 水 艦 伊19 伊21 伊23
給 油 艦 神国丸 健洋丸 極東丸 国洋丸 日本丸 東邦丸 東栄丸
[米在泊艦船]
戦 艦 ネヴァダ(BB36) オクラホマ(BB37) ペンシルバニア(BB38) アリゾナ(BB39) テネシー(BB43) カリフォルニア(BB44)
メリーランド(BB46) ウエスト・ヴァージニア(BB48)
重 巡 洋 艦 ニュー・オーリンズ(CA32) サンフランシスコ(CA38)
軽 巡 洋 艦 ラーレイ(CL7) デトロイト(CL8) フェニックス(CL46) ホノルル(CL48) セント・ルイス(CL49) ヘレナ(CL50)
駆 逐 艦 アレン(DD66) シュレイ(DD103) チェウ(DD106) ファラガット(DD348) デューイ(DD349) ハル(DD350) マクドノー(DD351)
ウォーデン(DD352) デイル(DD353) モナガン(DD354) エールウィン(DD355) セルフリッジ(DD357) フェルプス(DD360)
カミングス(DD365) レイド(DD369) ケース(DD370) コニンガム(DD371) カッシン(DD372) ショウ(DD373) タッカー(DD374)
ダウンズ(DD375) バグレイ(DD386) ブルー(DD387) ヘルム(DD388) マグフォード(DD389) ラルフ・タルボット(DD390)
ヘンリー(DD391) パターソン(DD392) ジャーヴィス(DD393)
潜 水 艦 ナーワル(SS167) ドルフィン(SS169) キャシュロット(SS170) トートグ(SS199)
駆逐艦母艦 ドビン(AD3) ホイットニー(AD4)
潜 水 母 艦 ペリアス(AS14)
水上機母艦 カーチス(AV4) タンジール(AV8)
小型水上機母艦アボセット(AVP4) スワン(AVP7)
敷 設 艦 オグララ(CM4)
軽 敷 設 艦 ガンブル(DM15) ラムゼイ(DM16) モントゴメリー(DM17) ブリース(DM18) トレーシー(DM19)
プレブル(DM20) シカード(DM21)
プルイット(DM22)
標 的 艦 ユタ(AG16)
補 助 艦 アルゴン(AG31) サムナー(AG32)
工 作 艦 メデューサ(AR1) ベスタル(AR4) リゲル(AR11)
給 油 艦 ラマポー(AO12) ネオショー(AO23)
弾薬補給艦 パイロ(AE1)
潜水艦救難艦 ウィッジオン(ASR1)
掃 海 艇 ターキー(AM13) バボリンク(AM20) レイル(AM26) テーン(AM31) グレーブ(AM43)
ヴィレオ(AM52)
魚 雷 艇 PT20 PT21 PT22 PT23 PT24 PT26 PT27 PT28 PT29 PT30 PT42
高速掃海艇 ザーン(DMS14) ウォスムス(DMS15) トレバー(DMS16) ペリー(DMS17)
沿岸掃海艇 コッカトゥー(AMC8) クロスビル(AMC9) コンドル(AMC14) リードバード(AMC30)
砲 艦 サクラメント(PG19)
輸 送 艦 ヴェガ(AK17)
補 給 艦 カスター(AKS1) アンタレス(AKS3)
病 院 船 ソレース(AH5)
外洋曳航船 オンタリオ(AT13) サンナディン(AT28) ケオサンクア(AT38) ナヴァジョ(AT64)
航空機損失 231機
他に在泊艦船が多数存在していましたが艦種、艦船名が判明しているモノのみ掲載しています。
※カリフォルニア、ウエスト・バージニア、オグララは後に浮揚され戦列に復帰した。